意見書第21号 公共事業の適正化と不正献金の一掃を求める意見書について
議決日:平成05年9月17日
議決結果:可決
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発議第二一号
公共事業の適正化と不正献金の一掃を求める意見書について
地方自治法第九十九条第二項及び第百十二条の規定により意見書を左の通り提出する。
平成五年九月十七日提出
熊本市議会議員 主 海 偉佐雄
同 宮 原 正 一
同 大 石 文 夫
同 荒 木 章 博
同 諸 熊 文 雄
同 河 村 寅 麿
同 岡 田 健 士
同 本 田 光 夫
同 田 尻 清 輝
同 家 入 安 弘
同 大 江 政 久
同 亀 井 省 治
同 磯 道 文 徳
同 北 口 和 皇
熊本市議会議長 嶋 田 幾 雄 殿
意 見 書 (案)
公共事業の執行を適正化するとともに不正献金を一掃し、政治腐敗を防止する施策を早急に講じられるよう強く要望いたします。
(理 由)
複数の大手建設業者が、直接的にせよ間接的にせよ公共事業の受注に関して何らかの便宜を図ってもらうことを期待し、日常的に不正献金を行っていたことが明らかになりましたが、この汚染が一部自治体にまで及んでいた事実は憂慮すべきであり、抜本的改善策を打ち出さなければなりません。
公共事業の受注に関連した不透明な「政治家」への金品の提供は、建設業界の談合体質の現われであるとともに、公共事業費をめぐって税金が「政治献金」として流用された疑いの強い悪質な行為であります。
また、これらの不正献金は、いずれも企業自らが経費としては自己否認をしたうえで、税務上の使途不明金として処理されたものであり、こうした使途不明金は、政治腐敗を招くだけでなく、金品を受け取った相手先の脱税を助けるなど様々な不正の温床となっています。
よって、政府におかれては、こうした使途不明金をなくすために適切な施策をとられるのはもちろん、入札制度の透明化を図り公共事業の執行を適正化するとともに不正献金を一掃して政治腐敗を防止するための施策を早急に講じられるよう強く要望いたします。
右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出いたします。
平成 年 月 日
議 長 名
内閣総理大臣
大蔵大臣
建設大臣 宛(各通)
自治大臣
政治改革担当大臣
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