意見書第20号 道路財源の確保及び道路整備の促進等に関する意見書について
議決日:平成09年9月19日
議決結果:可決
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発議第二〇号
道路財源の確保及び道路整備の促進等に関する意見書について
地方自治法第九十九条第二項及び第百十二条の規定により意見書を左の通り提出する。
平成九年九月十九日提出
熊本市議会議員 江 藤 正 行
同 内 田 三千夫
同 竹 本 勇
同 嶋 田 幾 雄
同 税 所 史 熙
同 奧 田 光 弘
同 田 尻 将 博
同 大 石 文 夫
同 牛 嶋 弘
同 上 村 恵 一
同 田 辺 正 信
同 磯 道 文 徳
同 鈴 木 弘
熊本市議会議長 主 海 偉佐雄 殿
意 見 書 (案)
平成十年度政府予算の編成に当たっては、道路特定財源を堅持し、道路整備予算を十分に確保されるとともに、道路整備を強力に促進されるよう強く要望いたします。
(理 由)
国においては、現在、財政構造改革が推進されているところであり、我が国の着実な発展を図るうえにおいて、国及び地方を通じた財政の健全化は、非常に重要な課題であると認識していますが、大都市圏に比し社会資本の整備が立ち遅れている「地方」にとって、道路をはじめとする社会資本の整備は、「地方」の活性化を図り豊かな生活を亨受するうえで喫緊の課題であります。
熊本市においては、地域の特性を活かしながら産業、経済、文化等の振興を図るための種々の施策を推進しているところでありますが、なかでも、道路網の整備は、都市部のあらゆる基盤となる重要な施策であり、鋭意推進しているところであります。しかしながら現状は、幹線道路の恒常的な渋滞、車の離合もできない道路、歩道がなく通学等に際し危険を感じる道路等も多く、市民から早急な整備が熱望されているなど、緊急かつ重要な課題となっています。
真に豊かさを実感できる活力に満ちた熊本市を創造していくためには、地域の交流を支える地域高規格道路や熊本都市圏をネットする都市計画道路をはじめ、生活に密着した熊本市道に至る道路の早急な整備が前提条件であることはいうまでもありません。
よって、政府におかれては、熊本市の特性を活かした振興が確実に図れるよう、道路財源の確保等、次の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望いたします。
記
一 揮発油税、自動車重量税等の道路特定財源を堅持し、一般財源化あるいは道路以外の使途へ転用することなく、その全額を道路整備に充当すること。
二 国土の均衡ある発展及び活力ある地域づくりと豊かな暮らしづくりを支援するため、地域高規格道路から市町村道に至る道路網の整備を一層促進すること。
三 平成十年度を初年度とする新たな道路整備計画の策定に当たっては、投資規模を拡大するとともに、平成十年度予算において所要の予算額の確保を図ること。
右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出いたします。
平成 年 月 日
議 長 名
内閣総理大臣
大蔵大臣
建設大臣 宛(各通)
自治大臣
経済企画庁長官
国土庁長官
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