意見書第7号 医療保険制度の改悪に反対する意見書について
議決日:平成09年3月27日
議決結果:否決
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発議第七号
医療保険制度の改悪に反対する意見書について
地方自治法第九十九条第二項及び第百十二条の規定により意見書を左の通り提出する。
平成九年三月二十七日提出
熊本市議会議員 亀 井 省 治
同 磯 道 文 徳
同 西 野 法 久
同 中 沢 誠
同 西 泰 史
同 島 田 俊 六
同 鈴 木 弘
熊本市議会議長 荒 木 哲 美 殿
意 見 書 (案)
国民や患者に大幅な負担増を強いる医療保険法改正をされないよう強く要望いたします。
(理 由)
二十一世紀の超高齢社会の到来を目前にして、医療保険制度並びに医療保障制度の改革が急務の課題となっています。
しかしながら、これまでの医療保険制度の改正はいずれも医療制度や社会保障制度全般の改革と切り離して、赤字を穴埋めする財政対策として終始してきたところであります。
政府が今国会に提出しようとしている医療保険法改正案も、並行して提案すべき他の医療保険制度や医療制度等の改革を切り離し、サラリーマンの自己負担を一割から二割に、七十才以上の高齢者の自己負担や薬剤費の自己負担額を大幅に引き上げるという患者やお年寄り泣かせの内容となっています。
医療保険の赤字の現状を認識しつつも、特別減税の中止及び別に提出されている介護保険法案の保険料に加え、このような医療保険における国民負担の増大は、お年寄りや国民を直撃し、国民生活を危機的状況に追いやるものであります。
よって、政府におかれては、患者や国民に大幅な負担増を強いる医療保険法改正をされないよう強く要望いたします。
右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出いたします。
平成 年 月 日
議 長 名
内閣総理大臣 宛(各通)
厚生大臣
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