意見書第16号 遺伝子組み換え食品の表示の義務化に関する意見書について
議決日:平成15年9月26日
議決結果:可決
┌─────────────────────────────────────┐
│ 発議第16号 │
│ 遺伝子組み換え食品の表示の義務化に関する意見書について │
│ 地方自治法第99条及び第112条の規定により意見書を次のとおり提出す│
│ る。 │
│ 平成15年9月26日提出 │
│ 熊本市議会議員 牛 嶋 弘 │
│ 同 家 入 安 弘 │
│ 同 主 海 偉佐雄 │
│ 同 江 藤 正 行 │
│ 同 税 所 史 熙 │
│ 同 津 田 征士郎 │
│ 同 佐々木 俊 和 │
│ 同 村 上 博 │
│ 同 田 尻 清 輝 │
│ 同 藤 山 英 美 │
│ 同 磯 道 文 徳 │
│ 同 鈴 木 弘 │
│ 同 益 田 牧 子 │
│ 熊本市議会議長 落 水 清 弘 殿 │
│ │
│ │
│ 意 見 書 (案) │
│ 消費者の選択する権利を保障するため、基本的にすべての遺伝子組み換え食品│
│ について表示を義務化されるよう強く要望いたします。 │
│ (理 由) │
│ 現在、日本の食品表示制度はとても曖昧で、遺伝子組み換え作物の混入のおそ│
│ れがある食品も、遺伝子組み換えではない作物でつくられた食品にも表示がされ│
│ ておらず、私たちの食卓にたくさんの遺伝子組み換え作物が、豆腐やサラダ油、│
│ ポテトチップスなどに形を変えて入っています。また、ラットに遺伝子組み換え│
│ 作物を食べさせると内臓障害が起こるという実験や、遺伝子組み換え作物の種子│
│ を蒔いた畑で昆虫の寿命が短くなるという報告があります。 │
│ このように、食品に対する安全性は保障されておらず、問題が起きてからの対│
│ 応では遅く、子供たちの将来にさまざまな影響が出てくることが危惧されます。│
│ この遺伝子組み換え作物については、@食品としての安全性が確立されていな│
│ いA自然環境・生態系への影響等、国民の生活を脅かす懸念があります。 │
│ よって、政府におかれては、子供たちの健康を守るため、遺伝子組み換え食品│
│ についての表示を義務化されるよう強く要望いたします。 │
│ │
│ 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 │
│ 平成 年 月 日 │
│ 議 長 名 │
│ 内閣総理大臣┐ │
│ 厚生労働大臣│ │
│ ├─宛(各通) │
│ 農林水産大臣│ │
│ 環境大臣 ┘ │
└─────────────────────────────────────┘