意見書第9号 道路整備の促進及び道路財源の確保等に関する意見書について
議決日:平成12年7月7日
議決結果:可決
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発議第九号
道路整備の促進及び道路財源の確保等に関する意見書について
地方自治法第九十九条及び第百十二条の規定により意見書を左の通り提出する。
平成十二年七月七日提出
熊本市議会議員 古 川 泰 三
同 下 川 寛
同 島 永 慶 孝
同 主 海 偉佐雄
同 荒 木 哲 美
同 岡 田 健 士
同 坂 田 誠 二
同 藤 山 英 美
同 田 辺 正 信
同 佐々木 俊 和
同 磯 道 文 徳
同 鈴 木 弘
熊本市議会議長 江 藤 正 行 殿
意 見 書 (案)
円滑に道路整備を推進するため、道路財源を十分に確保されるとともに道路網整備を強力に促進されるよう強く要望いたします。
(理 由)
道路は、二十一世紀の社会基盤形成に重要な役割を担うとともに、地域の特性を活かした地域づくりや豊かな暮らしづくりに欠かすことのできないものであり、経済、社会活動を支える最も基礎的な施設であります。
熊本市においては、地域の特性を活かしながら産業、経済、文化等の新興を図るために種々の施策を推進しているところでありますが、これら全ての活動基盤である道路整備の状況は、幹線道路の恒常的な渋滞、車両の擦れ違いもできない道路や、歩道が無く通学等に際し危険な道路等も多くあり、住民をはじめ各方面から早急な整備が熱望されています。
二十一世紀に向け、真に豊かさを実現できる活力に満ちた社会を創造していくためには、産業、文化、生活活動等の基盤となる高規格幹線道路から生活に密着した市町村道に至るまで、道路の整備が緊急な課題となっています。
よって、政府におかれては、熊本市の実情を十分勘案していただき、左記の事項に十分配慮されるよう強く要望いたします。
記
一 新道路整備五箇年計画に基づき、円滑に道路整備を推進していくため、引き続き道路特定財源制度及び道路整備特別会計制度を堅持するとともに、特定財源による道路整備の推進に支障を来すおそれのある制度を導入しないこと。
二 平成十三年度予算においては、新道路整備五箇年計画の完全達成のため、一般財源を大幅に投入し、道路整備費を拡大すること。
三 国土の均衡ある発展及び活力ある地域づくりと豊かな暮らしづくりを推進するため、高規格幹線道路から市町村道に至る道路網の整備を一層促進すること。
四 沿道の大気汚染や騒音、地球温暖化問題に対応するため、道路環境対策を一層充実すること。
五 高度道路交通システム(ITS)を積極的に推進するとともに、渋滞対策、交通安全対策、防災対策等安全で快適な生活環境づくりを推進するための道路整備を一層促進すること。
六 地方の道路財源を確保するとともに地方財政対策を充実すること。
右、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出いたします。
平成 年 月 日
議 長 名
内 閣 総 理 大 臣
大 蔵 大 臣
建 設 大 臣 宛(各通)
自 治 大 臣
経済企画庁長官
国 土 庁 長 官
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