熊本市議会トップ

請願 審査結果一覧表

詳細情報

件名

請願第17号 (平成22年) 国民健康保険料の値上げ計画を撤回し、「広域化」に反対する決議を求める請願

受理日

受理日:平成22年11月30日

付託委員会

付託委員会:保健福祉

議決結果

議決日:平成22年12月17日
議決結果:不採択

紹介議員

益田牧子

内容

主 旨
 一 国保料の大幅な値上げ計画を撤回すること。逆に一般会計からの繰り入れを他の政令   市並みに増額し、高すぎる国民健康保険料を値下げすること。
 二 国保の都道府県単位の広域化に反対する決議をあげること。
 三 国民健康保険への国庫負担を大幅に増額するよう国に強く要望すること。当面総医療   費の四五パーセント以上にし、事務費は全額国庫負担に戻すよう要望すること。

理 由
 県下一高い保険料のため、保険料が払えない世帯は増え続け収納率は九割をきっています。年所得二〇〇万円の四人世帯で約四〇万円の保険料は、とうてい払えません。
ところがさらに追い打ちをかける保険料の引き上げ計画は、市民生活を奈落の底に突き落とすものです。
 合併・政令市や熊本駅前、中心市街地開発などに湯水のように税金が投入されようとしていますが、この一部でも国保会計に繰り入れていただき八〇億円を超える赤字の改善をはかり、加入者へのさらなる負担をしないようにして下さい。赤字の大きな原因は、他都市に比べて一般会計からの繰り入れが極端に少ないからです。
 また、熊本市の国保料は応益負担割合(均等割、所帯割)が高く、低所得者に特に重い負担となっており、他都市と比べても年所得一〇〇万円以下の滞納率が圧倒的に高くなっています。
 国民健康保険加入者は自営業や年金生活者、社会保険に加入できない人など、生活の厳しい方が多いにもかかわらず、他の医療保険と比べても保険料の負担が重く、負担の限界を超えているのが実態です。保険証が手元にないために病院にもかかれないという状況をなくすためにも、高すぎる保険料の引き下げを強く求めます。
さらに今回政府が計画している、「国保の広域化」は、国民の安心して医療を受ける権利を保障するどころか、さらなる切り捨てにつながりかねません。
是非、反対の決議をあげて下さい。

メニュー