請願第9号 (平成16年) 消費税の大増税に反対する意見書の提出に関する請願
受理日：平成16年9月7日
付託委員会：総務
議決日：平成16年9月22日
議決結果：不採択
益田 牧子
請願第九号
消費税の大増税に反対する意見書の提出に関する請願
主 旨
一 消費税の大増税をキッパリやめること。
理 由
長引く深刻な不況のもと、私たちのくらしは、収入が落ち込み、医療・年金・介護などの負担が増えて苦しくなるばかりです。
いま、「年金・社会保障財源」を口実に二〇〇七年度には消費税の税率引き上げがねらわれています。そもそも社会保障や福祉は、立場の弱い人達のいのちとくらしをささえる制度です。消費税は大企業・金持ちには負担が軽く、庶民・中小零細業者には負担の重い最悪の税金です。それを値上げしてその財源で社会保障・福祉を支えるというのは本末転倒です。
八九年の導入以来、消費税税収は総額一四八兆円にのぼり、一方法人三税は減税と不況の影響で百四十五兆円も減りました。消費税はその穴埋めに使われたも同然です。また、福祉のためといって導入されたのに、社会保障や福祉は悪くなるばかりです。欧米の何倍もの公共事業予算を削るなど税金の使い方を変え、さらに大企業の税金の負担をヨーロッパ並に引き上げるなど、税金の集め方を変えれば社会保障や福祉の財源をつくることはできます。
消費税があるかぎり、とめどなく増税計画がくわだてられます。消費税はもともとなくすべきものと考えます。私たちは、消費税の大増税計画に反対するとともに、「年金目的消費税」の方向に強く反対します。
以上の理由から、政府ならびに関係省庁に請願主旨の意見書を提出していただきますよう請願します。