熊本市議会トップ

請願 審査結果一覧表

詳細情報

件名

請願第11号 (平成24年) 特定健診自己負担の無料化など市民の健康を守る制度の充実を求める請願

受理日

受理日:平成24年8月27日

付託委員会

付託委員会:福祉子ども

議決結果

議決日:平成24年9月18日
議決結果:不採択

紹介議員

益田牧子

内容

 主 旨
一 特定健診・特定保健指導制度について
 (一) 特定健診によって、従来の「基本健診」からはずされた検査項目をはじめ、健診内容の充実を図ること。
 (二) 健診における自己負担は、無料とすること。
二 後期高齢者医療制度における健診について
 (一) 後期高齢者における健診の自己負担も、熊本市が独自に補助すること。
 (二) 「受診券」を速やかに送付すること。
三 人間ドックやガン検診の充実について
 (一) 早期発見・早期治療の視点で従来実施されてきた「人間ドック」を復活させ、すべてのガン検診を無料にすること。

 理 由
 「特定健診・特定保健指導制度」開始より四年が経過しました。この制度の導入に合わせ無料であった健診制度が有料化されました。平成二〇年からの三年間の健診受診率の経過をみると若干上昇傾向にあるものの、平成二二年度二七・〇%で県下自治体平均である三二・四%を五・四ポイント下回り、県下自治体の中でワースト五と極めて低水準の状況に留まっています。これは、国が示した平成二四年までに六五・〇%という目標に大きく届かない水準に留まっています。
 近隣の宇土市では、この受診率向上のために有料であった健診料金を無料にするとともに、地域医師会などとの連携を行い、平成二三年に三三・〇%であった受診率を平成二四年度四〇・〇%まで引き上げる努力がなされ具体的な成果もあがってきています。
 いうまでもなく、健康診断は「病気を早期に発見し、早期に治療する」という市民が健康で生き続けるための重要な取り組みであり、医療保険制度にとっても効率的かつ有効な制度であります。
 度重なる暮らし破壊や医療制度改悪の中で、「病気になっても治療をうけることができない」人たちが増え続ける中、市民の命と健康を守るという自治体本来の視点にたって「健診活動」をさらに充実させていくために、特定健診無料化をはじめとした右記の施策を早急に実施していただきますよう請願致します。

メニュー