請願の詳細情報

請願第9号
(平成15年)
  学校給食の民間委託化についての請願

請願第九号

　　　学校給食の民間委託化についての請願

　主　旨
　　一　学校給食の民間委託をしないでください。

　理　由
　学校給食は、教育の一環として、児童みずからが食習慣を学び取るものであり、その意義は大変大きなものがあります。
その目的は、児童生徒の心身の発達のために、また、地域の食生活の改善に寄与するものです。
　今、子どもたちの食生活は、朝抜き・コンビニのおにぎりのみで家庭での一家団欒が失われ、子どもは「みんなで食べる学校給食が楽しい」という状況です。ひとりぼっちの食事は好きな物を好きなように食べることで脳の発達にも悪影響をもたらしているという指摘もされています。
　子どもにとって学校給食は心の豊かさと心身の発育を保障するかけがえのない教育の場です。子どもの健やかな発達のためには学校給食にある教育力を生産農民・栄養士・調理員・父母の努力と連携のもとに発展させることが大切です。
　民間委託されると、利益を生み出すことに重点がおかれ食材や人材の点において、例えばポストハーベストの心配のあるコストの安い輸入食品や冷凍食品の使用などが心配され、私たちの願う給食とは、かけ離れたものになります。
　学校給食の安全性を守るために民間委託をされないよう請願いたします。