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請願の詳細情報

請願第6号(平成15年) 行政の人事に議員が口利きをすることを禁止する請願

受理番号
請願第6号
(平成15年)
受理年月日
平成15年6月20日
付託委員会
総務
委員会付託日
平成15年6月20日
議決結果
不採択
議決年月日
平成15年7月2日
紹介議員
益田 牧子

内容

請願第6号
(平成15年)
  行政の人事に議員が口利きをすることを禁止する請願

請願第六号

   行政の人事に議員が口利きをすることを禁止する請願

 主 旨
  正常な議会と行政の関係を築くために、議会が自ら行政の人事に関して議員が口利きをすることを禁止する決議をされますよう請願します。

 理 由
   行政人事への議員の口利きが、マスコミで取り上げられ、巷間でも大きな話題となって、多くの市民は、議員や行政に対して不信感をつのらせています。一方、「誰もが知っていたこと、ようやく表に出たか」という感想を述べる市民も少なくありません。「熊本市役所は、議員に頼めば大抵のことはすんなり通る」という人もいます。以前、政治倫理審査会で問題になった二件も口利きでした。
今年度の人事異動に関して十一人の議員が、臨時採用に関しては二十九人の議員の口利きが明らかになっていますが、これは氷山の一角で、最も重要な部分はシュレッダーの中に消えたものと思われます。
明治大学教授竹内重年氏は、新聞紙上で、「口利きは、議会と行政の一線を超えた不当な介入だ。特に、人事への介入は、職場に政治を持ち込み、公務員秩序の大前提である『公務の中立』を害する恐れが強い。絶対に許されることではない。」と述べておられます。
口利きについての議員や行政の責任者の発言から、この悪習が長年にわたって培われ、すっかり定着してしまったことが窺われ、問題の根の深さを思い知らされました。
議員と行政がべったりとへばりついているという事実を、不景気の中で、必死に仕事を探している人は、勿論のこと、良心に従って真面目に働いている市職員、口利きになんの関係もない大多数の熊本市民が、どれほどの憤りを持ったか、議員も行政もこの機会に考えていただきたいと思います。
右、請願いたします。

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