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請願の詳細情報

請願第13号(平成24年) 北区龍田出張所の総合出張所への昇格を求める請願

受理番号
請願第13号
(平成24年)
受理年月日
平成24年8月27日
付託委員会
企画教育市民
委員会付託日
平成24年8月27日
議決結果
不採択
議決年月日
平成24年9月18日
紹介議員
益田牧子

内容

請願第13号
(平成24年)
  北区龍田出張所の総合出張所への昇格を求める請願

 主 旨
 今回七・一二豪雨により大災害をこうむった龍田地域は昨年も避難発令が出たところであり、近年災害が懸念されているところです。
 そこで龍田地域には、この周辺の防災の拠点として出張所を総合出張所へ早急に昇格していただくことを強く求めるものです。そのことにより、職員のマンパワーのアップ、取り扱い業務増による行政の機能のアップ、そして緊急災害時の対応力のアップをはかることができます。
 同時にそのことは、この周辺の約四万三千人の住民と一体となった防災のまちづくりへと繋がることとなり、日本一暮らしやすい政令市へ近づくこととなるでしょう。
 
 理 由
 龍田地区は北区の南の方に位置し、龍田出張所は植木区役所から約一四キロメートルの地点にあり、これは全市の出張所、総合出張所中、区役所までの距離が一番遠いところにある出張所になります。
 この地区には区バスは通らず、ゆうゆうバスも出張所一カ所しか通らないところです。清水総合出張所や植木区役所へも直通のバスがなく、とても交通の便の悪いところです。
 龍田地区は東西に長く、古くから白川沿いに発展してきたまちです。今回、その白川に沿った地域で大水害がおきています。
 住宅は、あっという間に浸水し、津波が襲ってきたかのような水の流れの凄さ。壁は破れ、窓も破れ、車は流され突き刺さり、取り残された約八〇人は、ヘリなどで救出されました。
 市、水防本部は未明の北区植木町の合志川氾濫への対応や白川増水に伴う中心市街地警戒に追われており、市が龍田地区の危機的状況を認識したのは、午前九時半ごろ、県警のヘリの映像を確認してからでした。
 龍田地区の上流部では午前六時すぎから、龍田陳内でも午前七時前から消防団による避難呼びかけが始まり、午前七時半以降は消防局や、防災ヘリなどによる孤立住民の救出活動がおこなわれていました。午前七時半、近隣住民を誘い合って龍田公民館(出張所)へ避難したけれども、しかし鍵がかかっていて入れない状況でした。
 北区には、植木区役所のみにしか防災の窓口がありません。その植木では、目の前の合志川が氾濫し、その対応に追われており、同じ北区の龍田地区は忘れられた存在でした。
 災害後においても、「書類が煩雑で書き方がわからないから」と、市に電話したら「植木区役所に行ってください」との返答。
 数日後、雨が強く降ってきたので心配した住民が土のうを要請したら「土のうは植木区役所にしかありません。取りに行ってください。土のうの袋だけなら、龍田出張所にあります」との返答。被災した住民に対して、車もなく、バスの便も悪い一四キロメートル先の区役所にどうやって行けというのでしょうか。
 以上、述べましたように
 ○北区の防災窓口は植木区役所にしかなく、その上北区の植木区役所と龍田地区はあまりにも離れすぎていること。
 ○龍田地区は災害が警戒されているところであること(昨年も避難発令が出されている)。
 ○龍田を含む周辺五校区(龍田・楠・楡木・武蔵・弓削)には、約四万三千人の人口が集中していること。
 このことから、北区の南地域には防災の拠点が絶対に必要です。
 そのためにも龍田は出張所ではなく、すべての面でパワー・アップできる総合出張所への昇格を求めるものです。
 市議会としても、住民の声をお聞き取りくださり、是非お力添えくださいますようお願いもうしあげます。
 右、請願いたします。

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