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請願の詳細情報

請願第8号(平成17年) 患者・国民負担増計画の中止と「保険で安心してかかれる医療」を求める請願

受理番号
請願第8号
(平成17年)
受理年月日
平成17年12月6日
付託委員会
保健福祉
委員会付託日
平成17年12月6日
議決結果
不採択
議決年月日
平成17年12月20日
紹介議員
益田牧子

内容

請願第8号
(平成17年)
  患者・国民負担増計画の中止と「保険で安心してかかれる医療」を求める請願

請願第八号

   患者・国民負担増計画の中止と「保険で安心してかかれる医療」を求める請願

 主 旨
  一 健康保険三割負担を二割に戻すなど患者負担を軽減すること
  二 入院時の食費・部屋代などの患者負担を増やさないこと
  三 高齢者の患者負担と保険料の引き上げを行わないこと
  四 医師・看護師の増員や医療の質と安全が確保できるように診療報酬を改善すること

 理 由
  自治体行政における貴職の常日頃のご尽力に心から敬意を表します。
  今、政府・厚生労働省は二〇〇二年一〇月の高齢者の患者負担増、二〇〇三年四月の健康保険本 人三割負担に続いて、来年二〇〇六年の医療「改革」で患者負担をさらに引き上げようとしていま す。二〇〇七年から団塊世代が定年退職を迎え、高齢化がピークとなる二〇二五年に向けて、全て の高齢者から保険料を徴収し、かつ患者負担を引き上げる、いわゆる「高齢者医療制度」を創設  し、高齢者の負担増と給付削減を行おうとしています。加えて、長期入院の食費・居住費を介護保 険の改悪に合わせて月三万円程度の患者負担にすることや、一般入院の食事療養費を減額するこ  と、風邪薬やビタミン剤、漢方薬などを保険給付の対象から外すこと、風邪や腹痛など低額な医療 は全額患者負担にすることなど、様々な患者負担増が検討されています。
  さらに、患者負担増にとどまらず、政府管掌健康保険、国民健康保険、高齢者医療制度などの医 療保険制度都道府県単位を軸に再編し、国の運営責任と財政負担の軽減とともに、医療保険ごとに 医療費抑制を競わせ、成果のあがらないところには補助金の削減などペナルティーを科すことを計 画しています。医療費の地域格差の理由には、気候・風土、生活習慣、就労状況、家族構成など、 様々な要因があります。高額な患者負担を求め、地域の様々な事情を無視した再編計画による抑制 は、患者の医療を受ける権利を脅かし、病気の早期発見・早期治療をさまたげ、重症化による医療 費の増加を招くものです。「保険で安心してかかれる医療を」というのは、国民共通の願いです。 住民の生命とくらしを守るためにご尽力いただいている貴職におかれましても、国に対して国庫負 担の増額など医療保険に対する国の責任の強化を求め、下記事項について働きかけていただきます よう請願いたします。

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