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請願の詳細情報

請願第8号(平成04年) 「個人学習診断テスト」の廃止を求める意見書提出に関する請願

受理番号
請願第8号
(平成04年)
受理年月日
平成04年12月4日
付託委員会
教育民生
委員会付託日
平成04年12月4日
議決結果
不採択
議決年月日
平成04年12月17日
紹介議員
森田 粹彌

内容

請願第8号
(平成04年)
  「個人学習診断テスト」の廃止を求める意見書提出に関する請願

請願第八号

   「個人学習診断テスト」の廃止を求める意見書提出に関する請願

 主 旨
  私達は子ども達が心身ともに健やかに育つことを願っています。昨年度よりモデル校で実施された「県下一斉学習診断テスト」は父母や学校現場に様々な問題点や不安を残しました。児童・生徒の個人の習熟度把握の為に活用するとしていますが、現実には教師の指導の活用にはつながらず、むしろ学校現場の多忙化に一層拍車をかけ、受験競争を煽り、教師と子ども達にとって負担となるものです。
  熊本県に対し、「個人学習診断テストの廃止を求める意見書」を決議して下さるよう請願致します。

 理 由
 熊本県教育委員会が実施しようとしている「個人学習診断テスト」は次のようなことが懸念されますし、問題点となりました。
一 現場の教師が問題の作成や採点に関わらず、又、答案用
紙が返ってこないため、個々人の習熟度把握ができにくい。
二 学校間・クラス間の競争が煽られ、点数で見える学力だけでその子を評価しがちになり、点数至上主義となり、受験学力の競争に一層拍車がかかるおそれがある。
三 クラスの点数が教師の評価につながり、教師間の競争が煽られ、又、学校現場が益々多忙化することになる。
四 障害児や学習に遅れがちな児童がテストから排除されるようなおそれがでてくる。
五 点数至上主義となり、テストに対応するための授業となりがちになり、本来の授業が軽視されるおそれがある。
六 文部省が業者テストや偏差値偏重に対して見直しの方向を打ち出しているのに、それに対して逆行することである。

 以上の理由から、弊害の多い「個人学習診断テストの廃止
を求める意見書」を決議して下さるようお願い致します。

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